2011年11月20日(日)、T’s渋谷アジアビルにて、VYSA PASSION「EXECUTIVES & STUDENTS就職ワークショップに参加させていただきました。在日ベトナム学生青年協会VYSAが株式会社アイパッションと共催した、ベトナム人学生30名と、企業5社の交流イベントです。
私は、アイパッションさんのスタッフとしてこのイベントに参加させていただきました。
なので、日本人学生のスタッフという視点からこのレポートを記させていただきます。
開会式が終わり、その後各企業の社長がこのイベントへの意気込みを語ると、早速グループディスカッションへ。アイスブレークから始まり、自己PR、その後は起業のグローバル展開の展望や、学生の夢などについて語り合っていました。
まず思ったのは、学生のみなさんの日本語がとても上手だということ。留学して数年で、ここまで聞き取り話せるようになるかとベトナム人の能力に驚きました。ベトナム語が母語で、日本語も話せる。ベトナムへの進出を考えている企業にとっては大変魅力的な人材だと思います。英語も話せたら更に言うことなしですよね。実際英語を話せる学生もたくさんいました。
一方、集まった企業5社は創業年の違いはあれど、これから急激に成長していくであろうベンチャー企業ばかりでした。どの企業の社長も個性的な方ばかりで、スタッフとして見守っている最中に思わず笑ってしまう場面もありました。
専門分野も興味も異なる学生30名と、業種業態が全く異なる企業5社が、「ベトナム」というひとつの軸でつながっているのを見て、大変興味深いと感じました。お互いwin-winの関係が築けたらいいな、と感じました。
閉会式の際にある企業の社長がおっしゃっていた言葉が印象に残っています。
「ベトナム人の学生は元気でパワーがある。日本の学生は元気がない。」
「これからの日本のベンチャーを引っ張っていくのは君たち(ベトナム人)かもしれない。」
ベトナム人は優秀だし、どんどん日本で活躍していただきたいです。
ただ日本の学生も負けてられない。日本の学生とベトナムの学生が相互に刺激し合うようになることが肝要なのかなと感じました。
プログラムの最後に、立食パーティーが用意されていました。ピザやお菓子をつまみながら、企業と学生がフランクに会話することができました。企業とベトナム人学生の距離は確実に縮まったことでしょう。
会全体を通して。ベトナム人と企業の交流会のスタッフという、大変貴重な経験をさせていただいたことに感謝しております。
面白い企業の存在を知ることができましたし、ベトナム人がどんな意識で日本に留学してきているのかも知ることができました。
また、日本人学生としてもっと頑張らなければいけないと感じました。ベトナム人と切磋琢磨できるよう努力したいと思います。
日本とベトナムがもっと緊密で親密な関係になることを願ってやみます。
谷雄太