開 催 概 要
「アジア オーケストラ ウィーク（ＡＯＷ）」はオーケストラを通して豊かで多様な伝統と文化を伝えようと2002年に始まりました。アジア太平洋地域各国から毎年プロ・オーケストラを招き、アジアの個性、可能性を溢れんばかりの熱いサウンドでお届けしています。すでに15の国から40のオーケストラが参加し、心揺さぶる演奏の軌跡を残してまいりました。
昨年からは東日本大震災の被災地でアジアと日本のオーケストラ合同の演奏を復興への祈りを込めてお届けしております。
□日程
東京公演 10月2日（火）～10月4日（木） 午後7時開演 東京オペラシティ コンサートホール
韓国より モッポ市立交響楽団
ベトナムより ハノイ・フィルハーモニー管弦楽団
ホスト・オーケストラ 九州交響楽団
復興支援福島合同演奏会 10月5日（金）午後6時半開演 福島市音楽堂
初開催となる福島では 九州交響楽団とハノイ・フィルハーモニー管弦楽団による合同演奏会
□今年お届けするプログラム、意欲的で洗練されたプログラムが各オーケストラから届きました。
その国を代表する作曲家の民族色豊かな作品で胸躍らせ、輝きあふれるその国の演奏家による協奏曲を披露し、自信と誇りをもって演奏する管弦楽曲で真価を問う、この3つのポイントによるプログラムは各オーケストラの個性を存分に披露します。
＜モッポ市立交響楽団＞
10月2日(火) 午後7時開演
指揮 ジン・ユンイル ピアノ：キム・ダソル
・パク・ボムフン： サムルノリと管弦楽のための「シンモドゥム」
・ベートーヴェン： ピアノ協奏曲第３番 ハ短調 作品37
・チャイコフスキー： 交響曲第４番 へ短調 作品36
＜ハノイ・フィルハーモニー管弦楽団＞
10月3日(水) 午後7時開演
指揮 クリスティアン･シューマン ピアノ：ルー・ホン・クァン
・ド・ホン・クァン： ベトナム狂詩曲
・チャイコフスキー： ピアノ協奏曲 第１番
・ドボルザーク： 交響曲 第９番「新世界から」
＜九州交響楽団＞
10月4日(木) 午後7時開演
指揮：岩村 力 ヴァイオリン：矢野 玲子（やのりょうこ）
・石丸寛 編： 四つの博多のうた
・チャイコフスキー： ヴァイオリン協奏曲
・リムスキー・コルサコフ： 交響組曲「シェエラザード」
□煌くアジアの若き演奏家たち！
世界中の名だたるコンクールを席巻しているのが、いまやアジアの若手です。クラシック界でアジアの若き才能の勢いはとどまることを知りません。このAOWにも毎年注目のソリストが登場しています。聴衆を圧倒した17歳のピアニスト、ソン・ヨルム（韓国03年）が昨年のチャイコフスキーコンクールで第2位に輝いたのを始めとし、ペク・ジュヤン（韓国02年）リー・チャンユン（中国02年）、ファン・モンラ（中国04年）、など、彼らはその後も世界で目ざましい活躍をしています。今年はモッポ市立交響楽団とキム・ダソル（ピアノ）、ハノイ・フィルハーモニー管弦楽団とルー・ホン・クァン（ピアノ）、九州交響楽団と矢野 玲子（ヴァイオリン）、それぞれ国際コンクールで輝く成績をおさめている若きソリストが来日します。ご期待ください。
□福島公演 初開催！
今年は福島市にAOWが初登場、地元にエールを送ります。
＜九州交響楽団とハノイ・フィルハーモニー管弦楽団による合同演奏会＞
10月5日（金）午後6:30開演 福島市音楽堂
指揮： クリスティアン･シューマン／ハノイ・フィル及び合同演奏
岩村 力／九州交響楽団
・石丸寛 編：四つの博多のうた
・ドボルザーク： スラブ舞曲 作品46より1番,3番,8番
・ド・ホン・クァン： ベトナム狂詩曲
・ドボルザーク： 交響曲第九番「新世界から」（指揮：C.シューマン）
～ハノイ・フィル、九州交響楽団との合同演奏
□チケット
AOWならではのお求めやすい価格でご提供します。
東京公演 （全席指定）
S3,000円 A2,000円 B1,000円
ペア券（S席2枚） 5,000円
東京3公演セット券 S7,000円 A5,000円 *日本オーケストラ連盟のみ取り扱い
福島合同公演 （ブロック内自由席）
S3,000円 A2,000円
東京公演取扱所
日本オーケストラ連盟 03-5610-7275 オペラシティチケットセンター 03-5353-9999
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード:174-778] e+ http://eplus.jp
ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード:36097] 東京文化会館チケットサービス03-5685-0650
福島公演取扱所
福島市音楽堂 024-531-6221 福島民友新聞社 事業局 024-523-1334 あきたや楽器店 024-521-1515
日野屋楽器店 024-523-0191 中合友の会 024-521-5151 福島大学生活協同組合購買部024-548-0091
チケットぴあ 0570-02-9999 [Pコード: 176-996] ローソンチケット 0570-000-407 [Lコード: 27478]
* 未就学児のご入場は、お断りしています。
* 曲目・出演者等の変更の場合があります。あらかじめご了承ください。
□主催： 文化庁芸術祭執行委員会
□共催： 福島市振興公社、福島民友新聞社、福島中央テレビ（10月5日）
□協力： 東京オペラシティコンサートホール （10月2日～10月4日）
株式会社日本航空
株式会社日本旅行
□制作： 公益社団法人日本オーケストラ連盟
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ハノイ・フィルハーモニー管弦楽団
Hanoi Philharmonic Orchestra
ハノイ・フィルハーモニー管弦楽団は、1997年にベトナム社会主義共和国の首都ハノイにあるハノイ国立高等音楽院が擁するプロフェッショナル・オーケストラ、ハノイ国立音楽院管弦楽団として設立された。このオーケストラは、ハノイ国立高等音楽院教授や講師など、ベトナムで活躍するトップレベルの音楽家たちで構成されている。音楽監督はベトナムを代表するヴァイオリン奏者であり音楽院教授を務め、また学長でもあるウンゴ・ヴァン・タン博士である。コンサートはハノイ・オペラハウスで定期的に開催され、ヨーロッパやアメリカ、日本から客演指揮者を招聘するほか、国際的な音楽家たちによるトレーニングが日常的に行われ、短期間に音楽的レベルを向上させている。
オーケストラは、1999年ハノイ国立音楽院管弦楽団時代に、日本で開催された芸術祭「アジア・アート・フェスティバル」に招聘されたことがあり東京オペラシティ・コンサートホールで演奏したほか、ラオス文化センター、タイのマヒドン大学（タイ・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地）、ロシアのモスクワ・マールイ劇場、サンクトペテルブルク・マリインスキー劇場、またフランスへのコンサートツアーを行い、高い評価を得ている。ハノイ・フィルは、毎年ベトナムの作曲家に作品を委嘱・初演し、それにより若く才能あるベトナム人音楽家を発掘するとともに世の中に送り出している。1999年、文化情報省からディプロマを受賞。ハノイ国立高等音楽院は、1956年にベトナム音楽学校として設立され1982年に大学となったベトナムでトップレベルの音楽教育、研究機関。教員は200人以上を有しており、彼らの大半は旧ソ連邦、西ヨーロッパ、アメリカ合衆国、日本等の音楽大学の卒業生。これまでロシア、フランス、ドイツ、アメリカ、日本、中国、カンボジア、ラオスからの留学生を含む7,500人以上が卒業している。1997年第1回高松宮殿下記念世界文化賞（若手芸術家奨励制度）を受賞。
▽演奏曲目
ド・ホン・クァン：ベトナム狂詩曲
チャイコフスキー：ピアノ協奏曲 第１番 変ロ短調 作品23
ドヴォルザーク：交響曲 第９番 ホ短調 作品95 「新世界から」
▽指揮：クリスティアン・シューマン Christian Schumann
1983年ハンガリー人の両親のもと、ドイツ･フライブルクで生まれる。フライブルク音楽大学でピアノ、音楽理論、指揮法を学んだ。2007年にはブタペスト国際指揮者コンクールで1位受賞。その後、ロイヤル･フィルハーモニー管弦楽団、ボン・ベートーヴェン・オーケストラ、ハノイ・フィルハーモニー管弦楽団、ニュルンベルク交響楽団等を指揮し好評を博す。
2010年にバイエルン国立歌劇場にデビュー、P.エトヴェッシュの新作オペラ「悪魔の悲劇」を指揮した。コンサート、オペラで活躍中の若手指揮者の一人。
▽ピアノ：ルー・ホン・クァン Luu Hong Quang
ルー・ホン・クァンは、1990年ハノイ生まれ。３歳でピアノに触れ、1996年６歳でベトナム国立音楽院に入学して本格的に始めた。同音楽院で2006年まで10年間学び、2007年にオーストラリア・シドニーにあるオーストラリア国際音楽院の奨学金を得て留学中。
以来、「ショパン国際ピアノ・コンクール・アジア選考会」で優秀賞、2008年イタリアで行われた「ヴァルティドネ国際コンクール」で第２位、2010年「ハノイ国際コンクール」で第２位、昨2011年オーストラリア・ブリスベーンで開かれた「レフ・ヴラセンコ国際ピアノ・コンクール」でチャイコフスキー《ピアノ協奏曲第１番》を演奏して優勝、ほかにソロ曲での「ベスト・リサイタル賞」、「古典派ソナタ・ベスト演奏賞」、「リスト作品ベスト演奏賞」、イスラエルを代表するピアニスト、ザルツマンを記念した「プニーナ・ザルツマン記念賞」を受賞した。
▽ド・ホン・クァン（《ベトナム狂詩曲》の作曲家）
ド・ホン・クァンは、1956年ベトナム伝統音楽の家系に生まれた。父親は有名な演奏家で作曲家。ベトナム音楽家協会の元事務局長であった。
ホン・クァンは、６歳でベトナム国立音楽院に入学、ピアノを始め11歳でピアノ・コースを修了した。1976年、ソ連のモスクワ音楽院で作曲と指揮を勉強するために留学。1981年赤ディプロマを取得し卒業。1991年から２年間パリ音楽院で作曲と指揮を学んだ。
ホン・クァンは、1986年にハノイでプロとしてのキャリアを開始。ベトナム・オペラ・バレエ劇場責任者、ハノイ青年劇場副監督、ハノイ音楽院管弦楽団指揮者を務め、現在は音楽院作曲科教授。
作品は、「ピアノのための変奏曲」、「オーボエ（またはフルート）、ピアノ、打楽器のための４つの画」、「オーケストラのためのベトナム狂詩曲」、「ヴァイオリン協奏曲」、国家音楽賞を受賞したバレエ音楽「ミスト」など。ほかに、モスクワ映画スタジオ、タシケント国立オペラハウス、ベトナム州立交響楽団のオーケストラを指揮してきた。
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― 意欲的、かつ洗練されたプログラム！ ―
| 10/2
（火） 19:00 東京
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モッポ市立交響楽団（韓国）
City of Mokpo Symphony Orchestra |
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| パク・ボムフン：サムルノリと管弦楽のための「シンモドゥム」
Park Beom Hun : Shinmodeum
ベートーヴェン：ピアノ協奏曲 第３番 ハ短調 作品37 Beethoven : Piano Concerto No.3 in c minor Op.37
チャイコフスキー：交響曲 第４番 へ短調 作品36 P. I. Tchaikovsky : Symphony No.4 in f minor Op.36
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指 揮 | ジン・ユンイル
Jin Yun Il |
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| ピアノ
Piano |
キム・ダソル
Kim Da Sol |
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| 10/3
（水） 19:00 東京
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ハノイ・フィルハーモニー管弦楽団（ベトナム）
Hanoi Philharmonic Orchestra |
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| ド・ホン・クァン：ベトナム狂詩曲
Do Hong Quan : Rhapsody Vietnam
チャイコフスキー：ピアノ協奏曲 第１番 変ロ短調 P.I. Tchaikovsky : Piano Concerto No.1 in b flat minor Op.23
ドボルザーク：交響曲 第９番 ホ短調 作品95「新世界から」 A. Dvořák : Symphony No.9 in e minor Op.95 “From the New World” |
指 揮 | クリスティアン・シューマン
Chiristian SCHUMANN |
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| ピアノ
Piano |
ルー・ホン・クァン
Luu Hong Quang |
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| 10/4
（木） 19:00 東京
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九州交響楽団（日本）
Kyushu Symphony Orchestra |
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| 石丸寛 編：四つの博多のうた
Arr. By Hiroshi ISHIMARU :
チャイコフスキー：ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35 P.I. Tchaikovsky : Violin Concerto in D Major Op.35
リムスキー・コルサコフ：交響組曲「シェエラザード」作品35 Rimsky-Korsakov : Scheherazade Op.35 ヴァイオリン：扇谷康朋 Violin : Yasutomo Oogitani |
指 揮 | 岩村 力
Chikara IWAMURA |
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| ヴァイオリン
Violin |
矢野玲子
Ryoko YANO |
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| 10/5
（金） 18:30 福島 |
ハノイ・フィルハーモニー管弦楽団／九州交響楽団
Hanoi Philharmonic Orchestra／Kyushu Symphony Orchestra |
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| 石丸寛 編：四つの博多のうた
Arr. by Hiroshi ISHIMARU
ドボルザーク：スラブ舞曲 作品46－1,3,8 A. Dvořák : Slavonic Dance Op.46-1,3,8
ド・ホン・クァン：ベトナム狂詩曲 Do Hong Quan : Rhapsody Vietnam
ドボルザーク：交響曲 第９番 ホ短調 作品95「新世界から」 A. Dvořák : Symphony No.9 in e minor Op.95 “From the New World” |
指 揮 | 岩村 力
Chikara IWAMURA クリスティアン・シューマン Chiristian SCHUMANN |
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Asia Orchestra Week 参加オーケストラ
| 2002年 | タイ | バンコク交響楽団 |
| フィリピン | フィリピン･フィルハーモニック管弦楽団 | |
| オーストラリア | クィーンズランド管弦楽団 | |
| 中国 | 中国国家交響楽団 | |
| 韓国 | プチョン･フィルハーモニック管弦楽団 | |
| 2003年 | トルコ | イスタンブール国立交響楽団 |
| モンゴル | モンゴル国立フィルハーモニック交響楽団 | |
| ニュージーランド | ニュージーランド交響楽団 | |
| 日本 | オール関西オーケストラ | |
| シンガポール | シンガポール交響楽団 | |
| 韓国 | スウォン･フィルハーモニック管弦楽団 | |
| 中国 | 天津交響楽団 | |
| 2004年 | 中国 | 上海交響楽団 |
| 韓国 | ソウル・フィルハーモニック管弦楽団 | |
| ベトナム | ベトナム国立交響楽団 | |
| マレーシア | マレーシア国立交響楽団 | |
| 日本 | 大阪フィルハーモニー交響楽団 | |
| 2005年 | オーストラリア | タスマニア交響楽団 |
| 中国 | 広州交響楽団 | |
| インドネシア | ヌサンタラ交響楽団 | |
| 韓国 | テジョン･フィルハーモニック管弦楽団 | |
| 日本 | 大阪センチュリー交響楽団 | |
| 2006年 | オーストラリア | シドニー交響楽団 |
| 韓国 | 韓国交響楽団 | |
| 中国 | ハルビン･黒龍江交響楽団 | |
| 日本 | 舞台芸術国際フェスティバル･オーケストラ | |
| 2007年 | 韓国 | KBS交響楽団 |
| 中国 | 昆明交響楽団 | |
| インド／スリランカ | インド＝スリランカ交響楽団 | |
| 2008年 | 中国 | 四川交響楽団 |
| ベトナム | ホーチミン市交響楽団 | |
| 韓国 | プサン・フィルハーモニー交響楽団 | |
| 2009年 | タイ | タイ･フィルハーモニック管弦楽団 |
| 中国 | 武漢管弦楽団 | |
| 韓国 | インチョン･フィルハーモニック管弦楽団 | |
| 2010年 | トルコ | トルコ国立大統領管弦楽団 |
| 韓国 | 光州交響楽団 | |
| 2011年 | 韓国 | 大邱市立交響楽団 |
| ニュージーランド | クライストチャーチ交響楽団 | |
| 日本 | 仙台フィルハーモニー管弦楽団 |
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【本演奏会に関するお問合せ】
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